アスパラガスは一度植えると10年以上も収穫できる、家庭菜園にとって非常にありがたい野菜です。しかし、プランター栽培で長年育てていると、どうしても避けて通れないのが「猛烈な根詰まり」です。
我が家でも10年以上前に植えたアスパラガスを育てていましたが、ついにプランターが根っこの力でバキッと割れるという衝撃の事態が発生しました……! 細いアスパラしか生えなくなってきた株を復活させるべく、意を決して行った「解体&株分け(植え替え)」のリアルな手順を、たくさんの写真とともにお届けします。
植え替え(株分け)のベストな時期とサイン
アスパラガスの植え替えは、地上部の葉が完全に枯れてお休みしている「休眠期(11月〜3月頃)」に行うのが鉄則です。新芽が出ている春〜夏に根をいじると枯れてしまうので注意してください。
【こんな症状が出たら植え替えのサイン!】
- 収穫できるアスパラが、鉛筆より細いものばかりになってきた
- 水をあげても、土に染み込まずに表面に溜まってしまう
- 【重要】プランターが変形している、または底から根が溢れ出ている
我が家のアスパラは、見事にすべてのサインが点灯していました(笑)。
【衝撃の実録】10年放置したプランターを解体!
さっそく、冬の休眠期に入ったのアスパラガスのプランターをひっくり返してみましたが、何をやっても抜くことができず・・・


プランターを少しずつ割っていくと……土はどこへ行ったのか!?というレベルで、太い根っこがガチガチにとぐろを巻いていました。 これでは新しい芽が出る隙間も、水や養分を吸い込む余地もありません。プランターが内側から割れてしまったのも納得の破壊力です。
アスパラガスの株分け・植え替え手順
ここからは、この巨大な根の塊を解体し、新しいプランターへお引っ越しさせる手順を解説します。
まずは、ガチガチに絡まった根っこを手で少しずつほぐしながら、古い土を落としていきます。黒くスカスカに枯れてしまっている古い根っこがあれば、このタイミングでハサミで切り落として整理します。

ここが一番緊張する作業です!巨大な株を、スコップや清潔なハサミ、時にはノコギリなどを使って「バキッ」と分割します。 この時、根元の上のほうにある「新芽の赤ちゃん(鱗芽:りんが)」が、それぞれの株に3〜5個くらい残るように分けるのが成功のコツです。今回はパンパンだった株をバラバラにし、新しいプランターへの植え替えだけにしました。本当は2つのプランターに分けて植え直したかったのですが、プランターと栽培スペースの問題で一つだけで我慢することに。何とか分けることができた無事な株を一旦水に浸けて避難させておきます。

水はけの良い新しい野菜用培養土を用意し、プランターの中央に山を作るように土を盛ります。その山の上をまたぐように、タコ足状の根っこを四方八方に広げて配置し、上から優しく土を被せます。 新芽の頭が、土の表面から5cm〜10cmほどの深さになるように植え付けるのがポイントです。最後にたっぷりと水を与えれば、大手術は完了です!土をかぶせる前の写真を撮り忘れてました!ご勘弁を💦
植え替え後の管理と、その後の成長記録
無事に植え替えが終わりましたが、1つだけ我慢しなければならないルールがあります。
それは、「植え替えた最初の1年目(翌春)は、収穫をグッと我慢する」ということです! 株分けという大手術で根っこは大きなダメージを受けています。まずは体力を回復させるため、出てきた芽は食べずにそのまま伸ばし、しっかりと光合成をさせて株を育て直しましょう。


秋口になり自然と枯れてきたら、土から1~2cmのところでカットしてコンポストへ。

来年の春には太いアスパラガスが生えてきてくれるかな。
楽しみです^^
【現在進行中!】植え替えから1年、今年の春の芽吹きを待つ
この大手術(株分け)を行ったのは、去年の冬の終わり(2月頃)でした。 アスパラガスは植え替えた最初の1年は収穫を我慢して株を休ませるのが鉄則なので、去年はひたすら体力の回復に努めてもらいました。
そして現在(3月半ば)。いよいよ株分け後、初めての本格的な春を迎えようとしています! ガチガチの根詰まりから解放されたアスパラガスが、新居のプランターでどんな太い新芽を出してくれるのか……今は毎日の庭パトロールで、土の表面を食い入るように観察しています(笑)。
まだ芽は顔を出していませんが、可愛い新芽がひょっこり現れたら、すぐに写真を撮ってこの記事に追記(アップデート)していきますね! 10年選手のアスパラガス復活劇、ぜひこれからの成長記録も楽しみにしていてください!
