下仁田ネギ(太ネギ)のプランターでの育て方

下仁田ネギ(太ネギ)のプランターでの育て方

下仁田ネギ(太ネギ)は主に関東地方で栽培されていますが、関西でも栽培はできるのでしょうか?プランターを使った種まきから収穫までの一連の流れを画像を使って分かりやすく説明していますので、下仁田ネギ(太ネギ)をベランダで育てたいと思っているパパさん、ママさん必見!

下仁田ネギ(太ネギ)の特徴

下仁田ネギの特徴については以下の通りです。

 

  • 下仁田ネギは白ねぎの一種で、群馬県甘楽郡下仁田町の冬の特産品です。
  • 下仁田ネギは太くて短く、ずんぐりとした形をしており、白根の長さは15~25cm、直径は2.5~6cmになります。
  • 下仁田ネギは生だと非常に辛味が強いですが、加熱すると甘味が引き出されてやわらかい食感になります。
  • 下仁田ネギは耐熱性、耐寒性、耐旱性が強く、礫を含んだ粘質土壌で栽培されます。
  • 下仁田ネギは播種から収穫まで14~15か月を要し、11月~12月が旬です。
  • 下仁田ネギは江戸時代から献上品とされており、別名「殿様ネギ」とも呼ばれます。

 

 

他の野菜と比べると栽培期間が長い!!!
どうしようか迷いましたが、家で育ててみることにしました。結果は『育てて良かった』でした。
あまり手間がかからないので、結構おすすめですよ。


下仁田ネギ(太ネギ)の育て方:種まき編

今回植える下仁田ネギの種
トーホクさんから発売されている種子を使っていこうと思います。

秋ごろに植えて、収穫は翌年の冬ですね。
12~15か月ほどかかるので、気長に育てていきましょう。

 

今回使用するプランター

 

水はけをよくするために鉢底石を敷き詰めます。
鉢底石はホームセンターでたくさん入って数百円なので、100円ショップで買うよりコスパは良いと思います。

 

鉢底ネットとして使用するのはお馴染み100円ショップで売られているランドリーネット。
大きさは鉢底いっぱいに広げられればいいので、使うプランターのサイズと相談してから大きさを決めてください。

 

これは超大型なので、必要サイズの倍くらいあります。

 

あまった分は折り曲げます。

 

その上から土をかぶせます。

 

水をやるといくらか下がるので、プランターの9分目くらいまで入れると良いでしょう。

 

種はこんな感じ。
普通のネギと同じ感じの種ですね。

 

2列に筋まきをしていくので、指で1cm位の溝を2本掘ります。

 

あとはパラパラ~~~っとまいてから軽く土をかぶせます。

 

種が水流で流されないように、たっぷりと水を与えます。

 

最後にカラスや鳥避けにネットをかぶせて完成。


下仁田ネギの育て方:栽培日記

ここからは種まき後の観察日記です。

 

【2022年11月14日】
種をまいたのが2022年11月14日
本当はもう少し早くまきたかったのですが、色々と理由があり今回は11月になりました。

 

【2022年11月22日】
種まきから8日目。
何とか小さな芽が出てきました。水やりや観測の後は、鳥にイタズラされないように防鳥ネットを忘れずにかけましょう。

 

【2022年11月27日】
種まきから2週間。
発芽から1週間ほどたちましたが、成長速度が遅い?こんなものでしょうか。

 

【2022年11月28日】
で、その翌日。

 

【2022年11月30日】
さらに2日後。
少しずつですが確実に成長していってくれていますね。このまま暖かく成長を見守っていきます。

 

【2023年1月20日】
種まきから2ヶ月と1週間ほど。
日々少しずつなので2か月ほど空きましたが、順調に育ってくれています。
少し気温が低いのかな。それともこんなものなのか?初めてなので分かりませんが。

 

【2024年3月10日】
さらに40日後。
寒さも和らいできたせいか、少しずつ元気になってきているような気がします。

 

【2023年5月5日】
さらに2ヶ月弱が過ぎましたが、この2か月で一気に大きくなりましたね。
暖かくなってきたので成長速度も上がってきたのでしょう。

 

【2023年5月23日】
この2週間でまたさらに成長し、株間や葉の隙間が少しずつ狭くなってきているのが分かると思います。

 

【2023年10月31日】
この5か月で更に成長
外葉がどんどん枯れていき、中から新しい葉が出て入れ替わっています。

 

【2023年11月23日】
種まきから1年が経過しました。
来年の1月には収穫できるかな。

 

食用の根元(白い部分)もしっかっりと太くなってきていますね。

下仁田ネギの育て方:いざ!収穫の時へ

【2024年1月20日】
年明けの写真を撮り忘れたのであれから2カ月が経過していますが。。。
まだ少し早いかな?と思いながらも食べたくなったので少し収穫してみることにしました。
晩御飯前に急遽思い立ったので辺りも暗くなっていますが^^;

 

緑色の葉?の部分は食べないようなので、枯れた部分や不要な部分を取り除きました。
引っこ抜こうとしてみましたが、抜ける前にパキッと音がしたので下まで掘ることに。

 

深くまで掘ってみるも抜ける気配がありません。

 

下仁田ネギを折らないように気をつけながら根っこの周りの土を全て取り除き引き抜いてみましたが、根も長く張りも凄いです!これでは引っこ抜けませんね。

 

1本抜いてしまえば要領も分かるのであとは簡単!
不要な根っこを切りながら掘り進めていけば、1本目より短時間で抜くことができました。

 

1本でどれくらいの量になるか分からないのでとりあえず今回は6本を収穫。

 

白色の部分だけをブツ切りにして串焼きに。
素材の味を楽しみたかったので、軽く塩を振っただけにしました。

 

焦げ目をつけたら『下仁田ネギの串焼き』完成です。

 

しっかりとしたネギの食感と、ビックリするくらいのトロトロ感が最高でした♪
その後は味噌汁に入れたりお鍋に入れたりと、週に一度、数本ずつを収穫して晩御飯の一品にしました^^

 

最終的には3月の下旬まで収穫することができたので、思ったよりも長く楽しめて良かったと思いました。

 

【2024年3月28日】
ネギ坊主も出てきたので、そろそろ終わりかな???

 

ネギが太いのでネギ坊主も大きいですね~~~!
このまま大きくなるまで植えておけば、九条ネギなどのようにやがて枯れて種が取れると思います。たぶん。
今回は種が必要なかったので全て収穫。種が必要になったら試してみます。

 

葉と根の部分を切り取った状態。
これで2本分です。

 

少し大きめに切って味噌汁に入れればこれまたサイコーでした^^

下仁田ネギの育て方:育ててみて思ったこと

下仁田ネギを育ててみて思ったことは、それなりに場所はとるものの『とても楽』でした。
水やりと定期的な追肥を忘れなければほぼ放置で大丈夫でした。

 

これは毎年のヘビロテ確定ということで、2024年の今年も育ててます。
昨年はプランター1つでしたが、今年は2つにしました♪

 

【2024年10月30日】
昨年は水やりを忘れた時期が1か月ほどあったため葉の形がいびつなものがありましたが、今年は自動水やり器で毎日朝晩と欠かさず水やりができています。あとは2週間に一度ほど軽く追肥をしている程度ですね。
雑草はほとんど放置状態で、気の向いたときに抜いて、減った分の土を追加している程度です。

 

去年に比べると太くしっかりとしているように思います。