スナップエンドウは寒冷地の場合、越冬が難しいため寒さが和らいできた頃に種まきをして栽培します。
一般的には春から夏にかけて栽培しますが、秋まきに比べると収穫量は劣るものの、春まきでの栽培も可能な野菜です。
種まき時期:10月中旬~12月上旬頃
春まきの場合は3月上旬~5月下旬頃
収穫時期:4月初旬~7月中旬頃
スナップエンドウは根が下に向かってまっすぐに伸びる直値タイプの野菜です。
深さは30cm以上のプランターの使用をおすすめします。
ツルのある品種の場合、ツルがネットにつかまるにつれて成長します。そのため、長さ2メートル程度の支柱やネットをご用意ください。つるなし品種の場合は、長さ1メートル程度の支柱を立てるのも良いでしょう。
スナップエンドウはマメ科植物であり、根粒菌と共生することで自ら窒素を供給します。
コツは、少ない肥料で栽培することです。
スナップエンドウは中性から弱アルカリ性の土壌を好みます。
特に酸性土壌には敏感です。
ですので、土壌の酸性度を中和するために苦土石灰を使用してください。
過湿に注意してください。スナップエンドウは過湿に敏感です。
土壌水分が多い場所では根が腐って生育が悪くなることがあります。
根腐れ防止のため、排水には注意してください。
連作すると生育に障害が生じます。
ですので、少なくとも3〜4年間エンドウ豆が栽培されていない場所を選択するようにしましょう。
スナップエンドウをプランターで育てる方法を写真付きで紹介していきます。
深型のプランターに鉢底石を入れるので、後処理がしやすいように我が家では『鉢底ネット』ではなく100円ショップのランドリーネットを使っています。
ずっと地中に埋まっている状態なので傷みやすく、普通の鉢底ネットだと結構高くつくんですよね。
ですので、毎回取り換えても出費が抑えられるように100円ショップのランドリーネットに鉢底石を入れてプランターの底に置きます。
つるなしタイプのスナップエンドウですが、1mくらいは伸びるそうなので余裕をもって2mの支柱をセットします。
中央の支柱は入れていません。
セットできたら土をプランターの目印ラインまでいっぱい入れていきます。
今回植えるのは『トーホク育成 あまいえんどうプラス』
細かく言えばスナップエンドウとは違うのかも分かりませんが、私にはあまり違いが分からないのでどちらも栽培方法は同じにしています。
種はグリーンピースみたいな感じです。
1カ所に3粒ずつまいて、計6か所に植えています。
※3粒ずつまいているのは、生育状態を見ながら間引きをするためです。
軽く土をかぶせてから、プランターの底から水があふれ出てくるまでしっかりと水を上げます。
最後に、害虫防止のため防虫ネットをかぶせておきます。
ファスナー付きのものが使いやすくておすすめです。
種を植えたのが11月16日
2~3日で芽が出始め、そこから1週間ほどたった11月27日の状態。
12月5日
種植えから約3週間
良い感じに成長してくれています。
1月20日
真冬の寒さのせいもあるのか、このサイズになるまで2ヶ月かかっています。
3月30日
寒さも和らぎ、ポカポカ陽気が増えてきた頃に花が咲き始めます。
収穫までもう少しです。
4月6日
続々と花が咲き、実もしっかりとついてきています。
写真を撮り忘れたのでしっかりと写っている写真はありませんが、右下の方にちょこっと写っている物体がエンドウさんです。この状態からさらに大きくなり、次第に太くなっていきます。
4月20日
丸々と太ったスナップエンドウがたくさん♪
1回で大体30~40個ほど収穫できます。
最終的に10回くらい収穫できたので、6本伸ばして300~400個くらいはあったのではないでしょうか。
今年は6本 ⇒ 8本にしてみます。500個くらいは収穫できるかな。
5月5日
葉に白い粉のようなものが・・・
これが噂の うどんこ病 です。
全体的に蔓延すると収穫が早期終了してしまうので、うどん粉病用の薬剤をまいて抑えましょう。
今回使用したスプレーはこの記事の下の方で紹介しています。
スプレーをした翌日、全体的に白っぽかったのが減っているのが分かりますね。
使いすぎはダメですが、容量用途を守って使用する分には問題ありません。