
スナップエンドウを育てたいけれど、今から種をまいても間に合う?

11月に植えたけど、冬の間まったく大きくならない…これって失敗?
スナップエンドウを育てていると、一度は迷うのが種まきのタイミングですよね。
一般的には「秋まき」が推奨されますが、冬越しの管理が大変そうだし、かといって「春まき」だと収穫が少なくなりそうで不安…。

そこで今回は、私が実際に同じプランターを使って「11月まき」と「3月まき」を同時に育てて比較検証した記録をまとめました。
- 冬の間、20cmから動かないスナップエンドウはどう変化するのか?
- 後から追いかける3月まきは、いつ追いつくのか?
- 最終的な収穫量や手間にどれくらいの差が出るのか?
ネット上の一般的な情報ではなく、リアルな栽培写真とともに、その違いをありのままにお伝えします。
- 秋まきVS春まき対決「検証の条件」
- 第1章:11月〜1月 越冬組のスタート
- 第2章:1月〜2月 「代わり映えしない」のが正常な証拠
- 第3章:3月~4月「春まき部隊」が始まります。
- 【3月7日追記】明暗くっきり!秋まきの開花と、春まきの悲劇…
- 3月17日に春まき部隊のリベンジスタート
- 3月29日:明暗分かれる!秋まき部隊は「実」の準備、春まきは…沈黙。
- 4月5日:ついに先端が・・・
- 【重要】ネットの頂上に届いたら『摘心(てきしん)』で収穫量アップ!
- 追記:いよいよ収穫!摘心の効果と採れたて実食レポート(4月更新)
- 【栽培終了】スナップエンドウを全収穫!うどん粉病の広がりと「撤収」の決断
- 決断!全収穫とプランターの「撤収」
- スナップエンドウのよくある質問Q&A
- この記事に出てきたアイテム一覧
秋まきVS春まき対決「検証の条件」
今回の検証は1つのプランターにしています。
秋まき用と春まき用のプランターを1つずつ使っての検証も考えましたが、2つ使うと「他の野菜を植えられなくなる。」という栽培スペースの問題が主です^^;
第1章:11月〜1月 越冬組のスタート
11月16日
まずはポットで育苗。寒さのせいか発芽にバラつきがあり、6つ中いくつ芽が出るか不安なスタートでした。5cmほど伸びたものもあれば、まだ土が動かないポットもあり、冬まきの難しさを実感します。種は1つのポットにつき4つずつまいています。

1月1日
元日の様子。結局、芽が出たのは3つだけでした。成長具合も10cm〜15cmとバラバラですが、これ以上ポットで待つよりは…と、このタイミングでプランターへ定植。ここから厳しい寒さとの戦いです。

越冬のためプランター定植することにしました。雑草を取り除いて3つを定植。残りの3つは残念ながら発芽せず!


3つしか発芽しなかったのは種をまくタイミングが少し遅かったのかも分かりませんね。スナップエンドウの発芽温度は15℃~20℃なので、種をまく際は週間天気などを参考にしておくと失敗が少ないです。
この時に使った土は、カルスNC-Rとコンポストで作った推肥の土を混ぜて使用しています。
第2章:1月〜2月 「代わり映えしない」のが正常な証拠
定植から4日目の様子。見た目にはほとんど変化がありません。でも、この時期のスナップエンドウは地上部ではなく、土の中で『根』をしっかり張って春に備えています。水やりも控えめにし、見守る時間が続きます。


▲ プランターへ定植してから1週間後。見た目的にあまり変わり映えのしない写真ですが。

1月は寒さのせいで苗の成長もほとんどありません。ですが、土中では春に向けてしっかりと根を張っているので心配はご無用♪葉の色がいいのが順調に育ってくれている証拠です^^
1月も終わり、本格的な寒さになる2月へ突入
2月に入り、少しずつですがツルが伸び、20〜30cmほどになりました。12月と比べれば確実に大きくはなっていますが、爆発的な成長はまだ先。この『じっと耐えている姿』が、春にたくさんの実をつけるエネルギーになります。

2月13日の気温。最高気温が10℃を下回らなくなってきた頃。もう冬将軍はやってこないかな。もう少しで春まき部隊のスタートです。


春が近づいてきました!厳しい冬を乗り越えたスナップエンドウの苗は、これから春本番に向けてグングン成長していってくれるでしょう^^
第3章:3月~4月「春まき部隊」が始まります。
【2月17日】ついに春まき陣営がスタート!
2月中旬、大阪も少しずつ春の気配を感じるようになってきたので、いよいよ今回の対決のチャレンジャーである「春まき陣営」の種まきを行いました!

11月からじっくりと冬を越してきた「秋まき陣営」に、春からスタートする苗がどれくらいのスピードで追いつけるのか?期待が高まります。
種をまいた後は、発芽の瞬間を見逃さないようにと、ここから2日おきにプランターの写真を撮って観察を続けることにしました。早く芽が出ないかな〜!
【3月7日追記】明暗くっきり!秋まきの開花と、春まきの悲劇…
種まきから約3週間。3月に入り、両陣営に予想外の急展開が訪れました。なんと明暗がくっきりと分かれる結果に……。
🌸 秋まき陣営:厳しい冬を越え、ついに開花!
まずは嬉しいニュースから。
11月に種をまき、寒い冬をじっと耐え抜いた「秋まき陣営」ですが……

なんと、一番成長が早かった株に白くて可愛らしい花が咲きました!
他の株も続々と蕾(つぼみ)をつけ始めており、開花は時間の問題です。冬の間の地道な水やりや管理が報われた瞬間ですね。この調子なら、春本番にはたくさんのサヤをつけてくれそうです!圧倒的なリードで春を迎えました。

待ちに待った開花の瞬間♪収穫が始まるまであと少しですね。楽しみ~^^
💦 春まき陣営:待てど暮らせど発芽せず…その原因は?
一方、期待を込めてスタートを切った「春まき陣営」ですが、不穏な空気が漂っています。2日おきにワクワクしながら写真を撮り続けていたのですが……。

なんと、種まきから18日が経過しても全く芽が出る気配がありません!
通常、スナップエンドウは遅くとも2週間以内には発芽するはずです。さすがに遅すぎると思い、雨上がりのタイミングで思い切って土の中の種を掘り返して確認してみることにしました。
すると……

なんと、種が水分を吸いすぎてドロドロになり、カビまで生えて腐っていました(泣)
春先はまだ土の温度(地温)が上がりきっていない時期です。そこに雨が降ったりして土の中が常に過湿状態(ジメジメ)になってしまったことで、種がうまく呼吸できずに腐敗してしまったようです。
マメ科の種は本当に水に弱いですね……。発芽の遅さを「まだかな?」と呑気に待っている場合ではありませんでした。
💡 失敗から学ぶ!春まきリベンジの鉄則
このままでは「秋まきの圧勝」で終わってしまい、対決企画として成立しません(笑)。そこで、すぐに春まきのリベンジ(まき直し)を行うことにしました!
今回の痛い失敗を教訓に、次は以下の点に細心の注意を払います。
- 【超重要】種は絶対に水に浸さない!
「早く発芽させたいから一晩水に浸けよう」と考えがちですが、マメ科の種でこれは絶対にNGです!急激に水を吸うと種が割れたり、今回のように土の中で呼吸できずに一気にカビて腐りやすくなります。種は乾燥したまま直まきします。 - 発芽までの「水やり」は控えめに!
種まき前に土をしっかり湿らせておけば、あとは土の表面が完全に乾いた時だけ軽く水をやる程度に留めます。常に土が濡れている状態は避けます。 - 鳥よけ・虫よけネットを忘れずに!
腐っていなくても、発芽前に鳥(ハトやカラスなど)に食べられてしまうことも多いため、種をまいたらすぐにネットで保護します。

失敗を失敗で終わらせない!次回の種まきの教訓としてしっかりと記録に残しておきます。この失敗談が当ページを読んでくれている人の参考になると嬉しいです。
リベンジ種まきは1週間持ち越しに
天気予報を見ると、来週まで最高気温が15℃に届かず寒い日が続くようです。前回と同じ『寒さと過湿で腐らせる失敗』を避けるため、最高気温が15℃を超えてくる来週末までリベンジ種まきは待機します!

果たして、反省を活かしたリベンジ春まき陣営は無事に発芽し、開花した秋まき陣営の背中を追うことができるのでしょうか!?波乱の幕開けとなったスナップエンドウ対決、今後の更新もぜひお楽しみに!進捗はまた来週(3月15日頃)お知らせします。
3月17日に春まき部隊のリベンジスタート
15日は先日の予報と比べ気温も低く寒かったので、15℃を超えた17日にリベンジ種まきをしました。


3月29日:明暗分かれる!秋まき部隊は「実」の準備、春まきは…沈黙。
(※ここに:1mの支柱のてっぺんまで届きそうな秋まきスナップエンドウの写真)

「秋まき vs 春まき」の対決。現在、秋まき部隊が圧倒的なリードを保っています! 背丈はついに1mの支柱の最上部まで到達。さらに、可愛い白い花が散った後には、小さな、本当に細い「スナップエンドウの赤ちゃん」が顔を出しています。 まだ指の先くらいの細さですが、ここから一気にぷっくり膨らんでいくのが楽しみで仕方ありません。

一方、後から追いかけるはずの「春まき部隊」ですが……。 一向に芽が出る気配がありません(泣)。「そろそろ起きてくれ〜」と毎日声をかけているのですが、まだ土の中でお昼寝中のようです。 このまま「不戦勝」で秋まき部隊の圧勝になるのか!?引き続き、辛抱強く水やりを続けてみます。
4月5日:ついに先端が・・・
日々いくつもの鞘ができていくので収穫が待ち遠しいスナップエンドウですが、一番成長の早い株はついに支柱の最上部。防虫ネットに当たる部分にまで伸びてきました。

【重要】ネットの頂上に届いたら『摘心(てきしん)』で収穫量アップ!
追記:いよいよ収穫!摘心の効果と採れたて実食レポート(4月更新)
4月13日:待ちきれずにフライング収穫!
前回の摘心から順調に成長し、ついにサヤがつき始めました!本来はもう少し丸く太るまで待つべきなのですが……待ちきれずに少しだけフライング収穫(笑)。 ウッドデッキに並べて写真を撮っていたら、うちの愛犬も「何これ?」と匂いを嗅ぎにやってきました。採れたての新鮮な匂いがしたのかな?
採れたてを実食!茹でたスナップエンドウはそのままでも美味しくいただけます
記念すべき初収穫は、獲れたてのスナップエンドウを茹でただけのシンプルなもので。少し早採りしたおかげか、筋も柔らかくシャキシャキとした食感で甘みもたっぷり。自分で育てた野菜の美味しさは格別ですね。

そのままでも十分な甘みもありますが、お好みでマヨネーズなどをつけて食べても美味しいですよ^^
4月18日:丸々と太った本番の収穫スタート!
フライング収穫から数日後の4月18日。サヤがパンパンに膨らみ、スナップエンドウらしい丸みを帯びてきました!いよいよ本格的な収穫シーズンの到来です。 スナップエンドウの収穫期間はあと1ヶ月ほど。これから毎日どれくらい採れるのか楽しみです。
今後の管理について(病気に注意)
4月24日:ついにあいつがやってきた!
春の訪れとともに、甘くて美味しい実をたくさんつけてくれたスナップエンドウ。 毎日のように収穫を楽しませてくれましたが、ここ最近の気温の上昇と湿度の変化で、ある「厄介なトラブル」が発生してしまいました。
毎年この時期になるとやってくるアイツが今年もやってきました!そう「うどん粉病」です。数日前から少し白っぽいものが出てきていましたが、ほんの一部だけだったのでそのままにしておいたのですが・・・
本当ならすぐに「ベニカスプレー」をかけたいところですが、倉庫の中を見ても見当たりません!去年使い切っていたようです。ということで、今年は急遽も木酢液を噴霧して応急処置をすることにしました。 木酢液の使い方や詳しい解説記事はこちら。木酢液は害虫予防や微生物の活性化にもいいですが、病気の初期症状に使用するのもおすすめ!決して病気が治るわけではないので、しっかりと治したい場合は病気用の薬の使用をおすすめします。
【栽培終了】スナップエンドウを全収穫!うどん粉病の広がりと「撤収」の決断
決断!全収穫とプランターの「撤収」
これ以上放置しておくと、元気な他の夏野菜たちにまでうどん粉病の菌が風で飛んでうつってしまう危険があります。 そこで、まだ花が咲いている部分もあり少し名残惜しいですが、今年の栽培はここでキッパリ終了(撤収)することに決めました!
食べられそうな実はすべて収穫し、白くなってしまった株は根元から引き抜いて綺麗に片付けました。
病気での終了と聞くと少し残念な気もしますが、家庭菜園において「他の野菜を守るために潔く諦める(撤収する)」という判断も、長く楽しむための大切なスキルですよね。
何より、これまでに数え切れないほどの美味しいスナップエンドウを食卓に届けてくれたことに大感謝です! 空いたプランターの土はしっかり太陽の光で消毒・リサイクルして、また次の野菜作りに活かしたいと思います。

最初の収穫から1か月ほど楽しませてくれたスナップエンドウに感謝。注目の秋春対決は秋まきの圧倒的勝利で終わりました。結局春まきは発芽しなかったな。何でだろう。
今年も秋になったらまたスナップエンドウの種まきをします。
スナップエンドウのよくある質問Q&A
- サヤが膨らんできましたが、収穫のベストなタイミングはいつですか?
サヤが鮮やかな緑色で、中の豆がぷっくり膨らんできた時が一番甘くて美味しいです!
表面が白っぽくなる前に早めに収穫するのがコツです。
- 虫除けのネット(防虫ネット)はいつまで被せておけばいいですか?
収穫が終わる頃までかぶせておくことをおすすめします。
途中で外してしまうと虫ではなく鳥に鞘をつつかれたり食べられたりすることがあります。せっかく育てたのに収穫間際で鳥に食べられてしまうのは悲しい巣からね。
- 背が高くなりすぎて支柱を超えてしまいました。どうすればいいですか?
上記写真のように、成長点をカット(摘心)してください。
これで上に伸びるエネルギーが実に集中し、収穫量が増えますよ!
- うどん粉病になった株から収穫したスナップエンドウは食べられますか?
はい、サヤ(実)自体に問題がなければ、よく洗って食べられます!
うどん粉病は葉っぱや茎を中心に広がるカビの病気ですが、人間が食べて感染するようなものではありません。収穫した実に白い粉がついていなければ、水で綺麗に洗い流してしっかり加熱調理すれば美味しくいただけます。
- うどん粉病が発生しやすい条件は何ですか?
春や秋の「適度な暖かさ」と「乾燥」、または「風通しの悪さ」です。
うどん粉病は、真夏や真冬ではなく、春〜初夏(または秋)の過ごしやすい気温の時に最も繁殖します。葉っぱが茂りすぎて風通しが悪くなっていると発生しやすいため、密になりすぎないように育てるのが予防のコツです。
- 病気になった野菜を片付ける(撤収する)タイミングの目安は?
病気が株の半分以上に広がり、成長が止まった時が撤収のサインです。
初期段階なら病気の葉を取り除くことで持ち直すこともありますが、全体に真っ白に広がってしまった場合は手遅れになることが多いです。近くにある他の健康な野菜に菌がうつる二次被害を防ぐためにも、早めに抜いて処分するのが安全です。
この記事に出てきたアイテム一覧
\ つるなし早どりタイプなら、背丈も1mほどなので家庭菜園にピッタリ♪ /
\ このサイズなら6~8本植えられるので大量収穫ができます /
\ 種をまいたら防虫即ネット!忘れるとせっかくの大量収穫ができなくなる可能性が /
