カルスNC-Rを使ったコンポストの作り方と効果|実際に使って分かったポイント

カルスNC-Rを使ったコンポストの作り方と効果|実際に使って分かったポイント

カルスNC-Rを使ったコンポスト作りを、実際に家庭菜園で試してみました。 今回は、届いた商品の外観から、コンポストに投入する手順、分解の進み方や匂いの変化までを写真付きでまとめています。

市販の説明だけでは分かりにくい「どれくらいで変化が出るのか」「失敗しやすいポイントは何か」も、実体験ベースで正直に書いています。
これからカルスNC-Rを使ってみようと考えている方や、生ゴミ処理・土づくりを効率化したい方の参考になれば幸いです。

 

コンポストの全体設計や基本的な考え方は、こちらのコンポスト解説ページで詳しくまとめています。

① カルスNC-Rとは?特徴と選んだ理由

届いたカルスNC-Rの外観写真

こちらが今回購入したカルスNC-R。届いたのでさっそく使ってみます。

 

② カルスNC-Rを使ったコンポストの準備物

今回使ったコンポストの写真

我が家では土の量が多いので、コンポストは2つ使用しています。

 

雑草や枯れ葉など推肥にするためのゴミ

栽培が終わった野菜の葉や雑草など、今までゴミで捨てていたものを推肥作りに使用します。

 

カルスNC-Rを開封した様子

カルスNC-Rの中身。細かい粉末状になっています。

 

スコップや熊手など必要な道具類

混ぜる時に必要な熊手やスコップなどの道具類

③ 実際の投入手順|カルスNC-Rの使い方

入れる順番は、土⇒雑草⇒カルスNC-Rの順に重ねていきます。

 

ミルフィーユ状になるように順番に入れていく

【早く推肥化させるコツ】何層かに分けた方が分解が早いです。

 

コンポストの底に土を入れた様子

一番底には土を5~10cmほど入れます。

 

カルスNC-Rと米ぬかを入れた様子

カルスNC-Rと一緒に米ぬかを入れると微生物が活性化するのでGOOD.

 

枯れ葉や雑草を入れた様子

乾かした雑草や枯れ葉などを入れます。

 

繰り返してコンポストがいっぱいになった様子

何度か繰り返して層にします。

 

満タンになったコンポストに水を入れている様子

いっぱいになったら水をたっぷりと入れる

 

不織布のコンポストから水が染み出てきている様子

底から水が染み出てくる位までたっぷりと入れてください

 

④ コンポスト投入直後〜数日後の変化

推肥作りを初めて10日後の様子

10日が経過した状態。小さいものは分解されています。

 

10日後の土を手に取ってみた様子

もうここまで分解されている!やはり気温が高ければ高いほど分解が早いですね。

 

⑤ 分解が進んだ様子と経過観察

推肥作りから1か月後の様子

1か月後。表面はすっかりと乾いています。

 

ふるいにかける様子

ふるいにかけてまだ分解されていないものを取り除いてみます

 

フカフカになった土の様子

フカフカの土が完成しましたね。

 

⑥ 匂い・虫・トラブルは出た?正直レビュー

幼虫が入り込んでいた様子

季節によってはこのような幼虫が出てくることも!!

 

どこから紛れ込んだのか分かりませんが、秋口頃はよく幼虫が出てきます。かき混ぜる時は熊手や軍手、スコップを使うのがオススメ!

⑦ 使って分かったカルスNC-Rの効果とメリット

熊手で混ぜて確認している様子

使用済み培養土が次の野菜作りに使える土になりました。

カルスNC-Rを使わずに培養土をそのまま再利用している時は

  • 見た目
  • 手触り
  • 匂い

があまりよくありませんでしたが、カルスNC-Rを入れて分解させるようになってからは土の状態も良く、プランターで使った時の水はけや野菜の育ち具合が全然違いました。
今では土の処分に困ることもなく、常にフカフカの土が用意されている状態にできています^^

たまに表面に白カビのようなものが出ている場合がありますが、分解が順調に進んでいるサインなので心配しないでください。

白カビが出るとどうなる?

① 有機物の分解が進んでいる

  • 生ゴミ・枯葉・培養土などを
    細かく分解してくれる菌
  • 土がフカフカになっていく前兆

② 悪臭を抑える働きがある

  • 腐敗菌(臭いの原因)より
    有用菌が優勢な状態
  • アンモニア臭や腐敗臭が出にくい

③ 良質な堆肥に近づいているサイン

白カビ → 分解完了 → 黒っぽくサラサラの土
という流れが理想

これはOKな白カビ / 注意が必要な白カビ

OKな白カビ

  • 白〜薄いグレー
  • 糸状・綿状
  • 土や生ゴミに絡みつく感じ
  • ツンとした強い臭いがない

⭕そのままでOK/軽く混ぜるだけ

 

注意が必要なケース(まれ)

  • 表面がドロドロ
  • 強烈な腐敗臭(生ゴミ臭)
  • 水分が多すぎてベチャベチャ

❌水分過多・空気不足が原因
混ぜる/乾いた土や落ち葉を追加

 

白カビが出たときの正しい対応

❌ 取り除かない
❌ 捨てない
⭕ 軽く混ぜて空気を入れる
⭕ そのまま経過観察

カルスNC-Rを使っている場合

カルスNC-Rは放線菌や有用微生物が活発に働く設計なので、
⭕白カビが出る=狙い通り
むしろ

  • 温度が上がる
  • 分解が早い
  • 臭いが出にくい

という「成功パターン」に入っています。

コンポスト中に見える白カビのようなものは、分解を進める有用菌です。異臭やドロつきがなければ問題なく、堆肥作りが順調に進んでいるサインといえます。

⑧ 使用時の注意点|失敗しやすいポイント

乾燥気味の場合

水分が足りず乾燥気味の場合は分解が進んでくれません。いつまで経っても分解されないので、その場合は

  • しっかりとかき混ぜて空気を送る
  • しっかりと水を入れる

そうすることで分解が進みます。

水分過多の場合

水が多すぎると「匂い」や「コバエ(生ごみを入れている場合)」の元になるようです。
水はけが悪い状態で放置していた時があったのですが、その時は土が臭かった(ヘドロ臭のようなもの)です。
その場合は乾いた土を混ぜたり水はけをよくし、一度水分を飛ばしてしまいましょう。
一度乾燥させてしまえば再度水を入れても悪臭はしません

 

⑨ Q&A(よくある質問)

カルスNC-Rは失敗しない?

カルスNC-Rは失敗しない資材ですか?

正しい使い方をすれば、失敗しにくい資材です。

カルスNC-Rは微生物の働きを利用する資材のため、

・水分量

・空気(通気性)

・温度

の3点を守ることで、分解は安定しやすくなります。

 

実際に使ってみて感じたのは、

「量を入れすぎない」「水を与えすぎない」

この2点を意識するだけでも、失敗のリスクは大きく下がるということでした。

 

失敗しやすいケース

 

次のような場合は、分解がうまく進まないことがあります。

 

水分が多すぎて土がベタベタになっている

 

密閉しすぎて空気が入らない

 

気温が低すぎる時期に無理に分解を進めようとする

 

これらはカルスNC-Rに限らず、

コンポスト全般で起こりやすい失敗例 でもあります。

 

失敗を防ぐポイント(体験ベース)

 

乾き気味を意識し、必要以上に水を加えない

 

ときどき混ぜて空気を入れる

 

分解途中で白い菌(カビ状)が見えても慌てない

 

白い菌が見える状態は、

微生物がしっかり働いているサインなので問題ありません。

うまくいかないと感じたときの対処法

1〜2週間経っても分解が進んでいない気がします

気温・水分・材料のバランスを一度見直してみてください。

分解が遅いと感じる原因としては、

 

気温が低い(特に冬場)

 

生ごみや残渣が大きすぎる

 

水をほとんど与えていない

 

といったケースがあります。

 

改善ポイント

 

生ごみは細かく刻んで入れる

 

乾燥しすぎていれば、霧吹き程度で軽く水分補給

 

寒い時期は無理に急がず、春まで待つのも選択肢

一度失敗した土はもう使えませんか?

ほとんどの場合、立て直して再利用できます。

状態が悪い場合でも、

 

よく乾かす

 

新しい土と混ぜる

 

しばらく寝かせる

 

ことで、再び家庭菜園用の土として使えることが多いです。

臭いが出てきたのですが、失敗でしょうか?

多くの場合、水分過多が原因で、立て直しは可能です。

カルスNC-R使用中に酸っぱい臭いや生ごみ臭が出る場合、

土が湿りすぎて空気不足になっていることがほとんどです。

 

対処法

 

土をよく混ぜて空気を入れる

 

新しい乾いた土や培養土を少量足す

 

フタやシートを一時的に開けて通気を確保する

 

これだけで数日〜1週間ほどで臭いが落ち着くことが多いです。

白いカビのようなものが増えてきました。大丈夫ですか?

問題ありません。むしろ分解が順調なサインです。

カルスNC-R使用中に見られる白い菌糸状のものは、

有用な微生物が活発に働いている状態です。

 

異臭がなければそのまま続行

 

見た目が気になる場合は軽く混ぜるだけでOK

 

黒カビや強い腐敗臭が出ていなければ、失敗ではありません。

 

カルスNC-Rを使った堆肥作りの基本や他の資材との併用については
家庭菜園向けコンポストの使い方
でも詳しくまとめています。

⑩ 他の資材(木酢液・堆肥)との併用はできる?

木酢液を見ずに薄めている様子

じょうろに水を入れて木酢液を薄めて使います。

 

カルスNC-Rを使う前に土壌の消毒をしておくと、より良い推肥作りができます。
詳しくは ⇒ 木酢液の使い方について解説しているページをご覧ください。

 

今回使用したコンポスト不織布のコンポストです。
詳しくは ⇒ コンポストの使い方についての解説ページをご覧ください。

 

カルスNC-Rの使い方のコツ

米ぬかは微生物のエサになり、発酵をスムーズに進めてくれます。
カルスNC-Rに米ぬかを少量加えることで、分解が早まり、発酵ムラが出にくくなります。

※入れすぎると臭いの原因になるため、土量に対してひとつかみ程度が目安です。

米ぬかがなくてもカルスNC-Rは問題なく使えますか?

はい、米ぬかがなくてもカルスNC-R単体で使用できます。

カルスNC-Rには発酵を促す微生物が含まれているため、基本的な使い方を守れば堆肥化は可能です。

ただし、米ぬかを少量加えることで微生物の活動が活発になり、発酵が安定しやすくなるため、余裕があれば併用するとより失敗しにくくなります。

 

⑪ まとめ|カルスNC-Rはこんな人におすすめ

カルスNC-Rを使ってみて感じたのは、
堆肥作りの失敗を減らしてくれる微生物資材」だということです。

 

生ごみや使用済み培養土を入れても、強い臭いが出にくく、白い菌(放線菌)がしっかり増えてくるため、分解が順調に進んでいるかを目で確認できる安心感がありました。

カルスNC-Rが向いている人

  • 家庭菜園で堆肥作りや土の再利用をしたい人
  • コンポストで臭いや失敗を減らしたい人
  • 微生物の力を使って、自然な土作りをしたい人
  • 生ごみ・培養土を無駄なく循環させたい人

逆に、あまり向いていない人

  • 完全放置で何も手入れをしたくない人
  • 分解スピードを気にせず、時間がかかっても構わない人
  • 堆肥作り自体にあまり興味がない人

総合的な感想

カルスNC-Rは家庭菜園を続けていく中で、

  • 使用済み培養土を無駄にしたくない人
  • 美味しい野菜を作りたい人
  • 土作りも楽しみたい人

にとって、とても相性の良い資材だと感じました。

 

コンポストや培養土再利用と組み合わせることで、家庭菜園のゴミ削減土壌改善作業効率アップにつながるため、長く使い続けられるアイテムのひとつだと思います。