木酢液の使い方|培養土の消毒と野菜への葉面散布を写真で解説

木酢液の使い方|培養土の消毒と野菜への葉面散布を写真で解説

家庭菜園を続けていると、 「使い終わった培養土をもう一度使えないかな?」 「病気や虫対策に木酢液って本当に効果があるの?」 と気になる方も多いと思います。

この記事では、実際に木酢液を使って培養土を消毒した様子や、キュウリ・ナスの葉に葉面散布した体験を、写真付きで分かりやすくまとめました。
木酢液は正しく使えば便利ですが、濃度や使い方を間違えると逆効果になることもあります。
初心者の方でも失敗しにくいよう、具体的な手順・効果・注意点を実体験ベースで解説していきます。

① 木酢液とは?家庭菜園での基本的な使い道

木酢液(もくさくえき)とは、木材を炭にする過程で発生する煙を冷却して液体にしたもので、昔から家庭菜園や農業で使われてきました。
独特のにおいがありますが、薄めて使うことで土づくりや病害虫対策の補助として活用できます。
家庭菜園では「肥料」というよりも、環境を整えるための資材として使われることが多く、培養土の再利用や葉のケアなど、幅広い場面で役立ちます。

木酢液の主な使い方(3つ)

木酢液は、主に次の3つの用途で使われます。

土への使用

使用済み培養土に薄めた木酢液をかけることで、土をリセットする目的で使われます。再利用前の消毒や臭い対策として取り入れられることが多いです。

土に使う場合の注意点

原液は使わず、必ず十分に薄めて使用します。
かけすぎると土の状態が一時的に悪くなることがあるため、回数は控えめにするのが安心です。

 

葉への使用(葉面散布)

薄めた木酢液を葉に散布し、病気予防の補助として使います。早朝や夕方など、直射日光を避けた時間帯が向いています。

葉に使う場合(葉面散布)の注意点

直射日光が当たる時間帯は避け、早朝か夕方に散布します。
濃すぎると葉焼けの原因になるため、薄めた状態で様子を見ながら使います。

 

害虫・病気対策の補助

害虫が寄りつきにくい環境づくりや、病気が出にくい状態を保つための補助的な使い方が一般的です。即効性よりも、継続的なケアがポイントです。

害虫・病気対策で使う場合の注意点

即効性は期待せず、予防・環境づくりの補助として考えます。
すでに被害が大きい場合は、他の対策と併用することが大切です。

 

使用済み培養土を再利用するには消毒だけでなく、堆肥を混ぜて土を整えることも大切です。
生ごみを使った堆肥づくりについては、

② 使用済み培養土の消毒に木酢液を使った理由

これまでは使用済みの培養土はゴミとして処分し、毎回新しい培養土を購入していましたが、毎回ゴミの量が多いので減らしたかったのと、わざわざ土を買わなくても再利用ができるということを知ったのが興味を持ったきっかけです。
試しにやってみたところそこまで面倒は感じなかったのと、これまでやってきた作業内容の「ついで」に少し手を加えるだけでできるということが分かりました。
家庭菜園で使用するものなので使用量も少なく済みますし、毎回土を買わなくても良くなるというお財布にも地球環境にも優しくなるので、今では栽培⇒再生⇒栽培で繰り返し使い続けています。
木酢液は薬剤ではない!というのも使いたくなったポイントの一つです。

 

トロ箱に使用済みの培養土を入れて再利用準備をしている様子

前作で使った培養土をトロ箱に移し、消毒して再利用する準備をしました。

 

 

消毒が終わればコンポストに入れて放置しておくだけで、いつでもフカフカの良い土が利用できるというのも魅力の一つです^^
コンポストの詳しい使い方についてはコンポストの基本と活用方法で紹介しています。

③ 木酢液を使った培養土消毒の手順【写真付き】

手順① 木酢液を薄める

木酢液を水で薄めてじょうろに入れている様子

木酢液はそのまま使わず、水で薄めてから使用しました。濃度が高すぎると土に負担がかかるため注意が必要です。

手順② 培養土にまんべんなくかける

薄めた木酢液を使用済み培養土にまんべんなくかけている様子

土全体に行き渡るよう、じょうろでゆっくりと木酢液をかけました。

手順③ シートをかぶせて密閉する

木酢液をかけた培養土にシートをかぶせて密閉している様子

木酢液の効果を高めるため、シートをかぶせて数日間置きました。

手順④ 1週間置いたあとの状態

木酢液で消毒して1週間置いたあとの培養土の状態

1週間ほど置いたあとの培養土です。強い臭いもなく、再利用できそうな状態でした。

④ 培養土消毒で感じた効果と注意点

  • 臭いの有無:使用済みの土は独特の匂いがあったが、消毒後は嫌な臭いはなくなっていました。
  • 土の状態:見た感じでもよくなっていそうな感じがした。手触りが全然違った。
  • 失敗しそうになった点(濃度・水分):木酢液の濃度とトロ箱で消毒する場合は水の抜け道がないので、水の入れすぎに注意が必要だと思った。

木酢液で消毒した培養土は、
そのまま使うのではなく、堆肥を混ぜて土を整えると野菜が育ちやすくなります。
家庭菜園向けの堆肥づくりや土づくりの基本は、
家庭菜園向けコンポストの使い方と活用法で詳しくまとめています。

⑤ 木酢液を葉に散布して使った理由

  • 害虫予防に良いと聞いたので、予防目的で使おうと思った。
  • 使用済み培養土の消毒及び土壌改良に良いと聞いたため
  • 農薬は使いたくなかったので、代わりのものを探していたところ、木酢液が良い事を知ったため。※ただし農薬ではないので即効性や効き目などはの農薬には劣ります。

噴霧器を使っている様子

木酢液を種まき後の土に噴霧器で全体にかけました。

 

この場合は土壌改良ではなく微生物の活性化や害虫予防を目的としているので、1000倍ほどに希釈している木酢液を噴霧しています。

⑥ 木酢液の葉面散布方法と希釈のポイント

散布のタイミング

  • 朝夕
  • 直射日光を避ける

希釈濃度の考え方

  • 濃すぎNG
  • 初回は薄め推奨

散布写真はただいま準備中

⑦ 葉面散布で感じた効果と注意点

劇的な変化はない
予防としての使い方が前提
使いすぎ注意

 

葉面散布は、病害虫が出やすい時期の
予防対策として使うのが現実的だと感じました。
実際に青虫やうどん粉病が出た時の様子は、
スティックセニョール栽培で起きた病害虫トラブルと対策 で紹介しています。

⑧ 木酢液が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 家庭菜園・プランター栽培
  • 土を再利用したい人

向いていない人

  • 即効性を求める人
  • 濃度管理が面倒な人

⑨ まとめ|木酢液は「土」と「葉」で使い分けるのがコツ

培養土消毒は相性◎

 

葉面散布は補助的に

 

 

土の状態が良くないと思った時や、連鎖障害を避けたい場合には有効だと思いました。害虫予防のために葉に噴霧していると、害虫の寄り付き具合が全然違うようにも感じました。

 

木酢液を使った培養土は、

〇月に植えるおすすめ野菜一覧 で紹介している野菜にも使えます。