スティックセニョール(茎ブロッコリー)を種から育てて収穫するまで|家庭菜園の実体験記録

スティックセニョール(茎ブロッコリー)を種から育てて収穫するまで|家庭菜園の実体験記録

スティックセニョール(茎ブロッコリー)は、ブロッコリーの一種で、太い茎とやわらかい花蕾を丸ごと食べられるのが特徴の野菜です。 一般的なブロッコリーよりも育てやすく、家庭菜園やプランター栽培でも長期間収穫を楽しめることから、初心者にも人気があります。

このページでは、スティックセニョール(茎ブロッコリー)の基本的な特徴に加え、
実際に種から育てた栽培の様子を写真付きで紹介しています。
これからスティックセニョール栽培に挑戦したい方や、育て方の流れを知りたい方の参考になれば幸いです。

スティックセニョールの種まき時期と収穫時期

先に結論だけ知りたい方は、まずこの時期を目安にしてください。

種まき時期

  • 春まき:3月下旬〜4月
  • 秋まき:8月下旬〜9月

初心者・失敗しにくいのは「秋まき」です。

収穫時期の目安

種まきから 約60〜80日
主枝を収穫後、脇芽が次々と伸びて長期間収穫できる

スティックセニョールの種まき時期は、春まきなら3月下旬〜4月、秋まきなら8月下旬〜9月が適しています。
種まきから約60〜80日で収穫が始まり、主枝を収穫後も脇芽が伸びて長く楽しめます。

春まきと秋まきの違い

春まき(3〜4月)

 発芽しやすい
 初期成長が早い
 青虫・アブラムシが出やすい
 気温上昇で生育が乱れやすい

 

秋まき(8〜9月)⭐おすすめ

⭕ 気温が安定
 病害虫が比較的少ない
 生育がゆっくりで失敗しにくい
 収穫が長く続く

プランター栽培の場合の注意

 深さ30cm以上のプランター
 秋まきの方が根張りが安定しやすい
 真夏(7〜8月上旬)の種まきは避ける

失敗しやすいNG時期

真夏や真冬の種まきは発芽不良や生育不良の原因になるため避けた方が安心です。

①スティックセニョールを種から育てた理由

スティックセニョールは苗でも栽培できますが、今回はあえて種から育てました。
理由は、発芽から収穫までの成長過程をしっかり観察したかったことと、プランター栽培でもどこまで育つのか試してみたかったからです。
実際に種から育ててみると、発芽のタイミングや初期成長の様子がよく分かり、水やりや管理のポイントも理解しやすくなりました。
また、苗を購入するよりもコストを抑えられ、家庭菜園初心者でも気軽に挑戦できると感じました。
このあとの栽培記録では、種まきから発芽、成長、収穫までの様子を写真付きで紹介していきます。

※ まずは種まきと収穫の時期を確認したい方は、上記の「種まき時期と収穫時期」を参考にしてください。

② 種まきの時期と方法

スティックセニョールは発芽までの管理が重要な野菜です。
今回はプランターに種をまき、発芽までの様子を写真で記録しました。

種まきの方法

プランターに培養土を入れ、表面を軽くならしてから、指で深さ1cmほどの穴をあけて種をまきました。
種は1か所に2〜3粒ずつまき、軽く土をかぶせてからやさしく水を与えています。
スティックセニョールの種をまいた後のプランターの様子

スティックセニョールの種まき直後の様子。深さは約1cmを目安にしています。

発芽までの管理

発芽するまでは土が乾かないように注意し、直射日光を避けた明るい場所で管理しました。
特に気温が低い時期は、発芽までに数日かかることがあります。

③ 発芽までの日数と発芽の様子

スティックセニョールの発芽直後の双葉の様子

種まきから数日で無事に発芽しました。双葉がそろって出てきて一安心です。
発芽後は混み合っている部分を間引くことで、根張りがよくなります。

④ 生育初期の管理(水やり・間引き)

スティックセニョールの本葉が出始めた初期成長の様子

本葉が見えてきた頃の様子です。このあたりで間引きを意識し始めました。
どの株を残すのか・・・この時が一番緊張する瞬間です^^

 

スティックセニョールを間引きした後の様子

成長の弱い株や徒長気味のものを間引いて1本だけ残しました。

⑤ 生長中期の様子と追肥

生長中期のスティックセニョールの茎と葉の様子

茎が少しずつ太くなってきました。葉も増えてきて生長を感じます。
まだ根元の方は細いので倒れなどに注意が必要。

⑥ 支柱は必要?スティックセニョールの倒伏対策

スティックセニョールの倒伏防止のため支柱を立てた様子

茎が伸びてきた時に必要な倒れ止防止のため支柱を土入れ時に設置しています。
我が家のベランダは風当たりもいいので、根元が細いと強風の日に主軸が折れてしまうと困るので周囲に支柱を設置しました。成長につれて葉も横に広がってくるので、風で揺れてもどこかが支柱に当たりそれ以上倒れることはありませんでした。

⑦ 栽培中に起きたトラブル(病害・虫害)

スティックセニョールを栽培していると、成長途中で病気や害虫のトラブルに直面することがあります。
実際に栽培中に発生した「うどん粉病」と「青虫による食害」の様子と、そのときに行った対処法を紹介します。

うどん粉病が発生した時の様子

(うどん粉病の写真はただいま準備中です)

スティックセニョールで起きやすい青虫被害

生育後半になると、葉に穴が開く食害が目立ち始めました。
葉裏を確認すると青虫が付着しており、早めの対処が必要でした。

  • 葉裏を中心に毎日チェック
  • 見つけ次第取り除く
  • 被害が広がる前に対応

スティックセニョールの葉が青虫に食害されて穴が空いている様子

スティックセニョールの葉に発生した青虫の食害。葉に不規則な穴が空き、成長初期は特に被害が目立ちました。

  • 発生時期:種まきから1か月半~2カ月位の間

青虫は4〜6月頃に発生しやすく、特に気温が20℃を超える時期は一気に食害が進むため注意が必要です。

スティックセニョールの葉についている青虫のアップ写真

葉に潜んでいた青虫。気づかないうちに食害が進むため、こまめなチェックが必要です。

青虫は葉の裏や葉の付け根に隠れていることが多く、表から見るだけでは見逃しやすい点に注意が必要です。

 

青虫による食害が進んだスティックセニョールの葉

青虫の食害が進んだ葉の状態。放置すると葉がボロボロになり、光合成にも影響が出ます。

  • 青虫を放置した株:全ての葉が食い尽くされ全滅。。。
  • 青虫を除去した株徐々に元気を取り戻して収穫までできました。

 

青虫対策後に回復し始めたスティックセニョールの葉

青虫を取り除いたあとの様子。早めに対処することで、その後の生育は大きく影響を受けませんでした。

朝や夕方などに葉の裏を確認して青虫を見つけ次第取り除いたことで、食害の拡大を防ぐことができました。

青虫被害をきっかけに、スティックセニョール栽培で失敗しやすいポイントも実感しました。
詳しくは、失敗しやすいポイントでまとめています。

⑧ 収穫時期と収穫方法

収穫適期を迎えたスティックセニョールの花蕾と茎

花蕾がしっかり締まってきたので、収穫のタイミングです。
スティックセニョールをハサミで収穫している様子
ハサミで茎を切って収穫しました。思ったより太く育ってくれました。

収穫したスティックニョールの様子
1食分を毎日のように収穫していました。
日を追うごとに脇芽の数が増えていくので、自然と収穫量も増えていきました。

⑨ 実際に収穫して食べてみた感想

(調理後の写真はただいま準備中)

 

塩やマヨネーズでいただきました。

  • :ブロッコリーに少しコクをプラスしたような感じ
  • 茎のやわらかさとても柔らかく
  • 家族の反応全員に好評

⑩ スティックセニョール栽培で感じたこと(まとめ)

スティックセニョールの全体写真

 

  • 育てやすさ:★★★★☆
  • 初心者向けか:★★★☆☆

茎ブロッコリーというだけあって、茎が食べられるのが良いですね。
しかも柔らかくて美味しい♪
ヘビロテ決定な野菜の一つとなりました。

⑪ スティックセニョール栽培で失敗しやすいポイント

スティックセニョール(茎ブロッコリー)は育てやすい野菜ですが、
いくつかのポイントを知らないと生育が止まったり、病気が出やすくなります。
ここでは、実際に育てて感じた失敗しやすい点をまとめました。
※ 青虫による食害の実例については、上記の「青虫による食害」セクションで写真付きで紹介しています。

① 発芽後に間引きをせず混み合ってしまう

発芽がそろうと安心してしまいがちですが、株が密集したままだと日当たりや風通しが悪くなり、生長が一気に鈍くなります。特にプランター栽培では、

  • 本葉が2〜3枚出た段階で間引く
  • 元気な株を1〜2本残す

ことで、その後の茎の太さが大きく変わります。

② 肥料を与えすぎて葉ばかり育つ

「よく育てたい」と思って肥料を多く与えると、葉だけが茂って肝心の茎が細くなってしまうことがあります。追肥は、

  • 生長が落ち着いた頃に少量
  • 葉色が薄くなったタイミング

を目安にすると失敗しにくくなります。

③ 風通しが悪く、うどん粉病が出やすい

スティックセニョールは、株が大きくなるにつれて葉が重なりやすく、風通しが悪いと「うどん粉病」などの病気が出やすくなります。
葉が混み合ったら軽く整理する
プランターの置き場所を風通しの良い場所にする
といった工夫だけでも、病気の予防につながります。

④ 支柱を立てずに倒れてしまう

茎が伸びてくると、意外と重みが出て倒れやすくなるのも注意点です。
特にベランダ栽培では風の影響を受けやすいため、
早めに簡易的な支柱を立てる
茎が曲がる前に固定する
ことで、安定して育てることができます。

⑤ 収穫が遅れて固くなってしまう

スティックセニョールは、収穫が遅れると茎が固くなり、食感が落ちてしまいます。

  • 花蕾が締まっているうちに収穫
  • 大きくなりすぎる前に早めに切る

ことで、やわらかく美味しい状態を楽しめます。

⑫ スティックセニョールはプランター栽培できる?

スティックセニョール(茎ブロッコリー)は、プランター栽培も十分可能な野菜です。
畑がなくても、ベランダや庭先で育てることができ、家庭菜園初心者にも向いています。

プランター栽培に向いている理由

スティックセニョールは、一般的なブロッコリーと比べて株がコンパクトに育ち、連続して収穫できるのが特徴です。

  • 深さのあるプランターがあれば育てやすい
  • 1株でも収穫量を確保しやすい
  • 生長の様子を管理しやすい

といった点から、ベランダ菜園との相性も良好です。

おすすめのプランターサイズと土

プランターは、深さ20cm以上のものを選ぶと安心です。
幅は標準サイズで問題なく、1プランターにつき1株が目安になります。
土は、

  • 市販の野菜用培養土
  • 水はけが良いもの

を使うことで、初心者でも失敗しにくくなります。

プランター栽培で気をつけたいポイント

プランター栽培では、畑に比べて環境の変化を受けやすいため、

  • 水切れに注意する
  • 風通しの良い場所に置く
  • 生長に合わせて支柱を立てる

といった点を意識すると、安定して育てることができます。

プランター栽培でもしっかり収穫できる

適切に管理すれば、プランター栽培でも複数回の収穫を楽しむことが可能です。
実際に育ててみると、

  • 「思っていたより育てやすい」
  • 「ベランダでも十分収穫できた」

と感じる方も多い野菜です。

この栽培は「3月に植える野菜」と「9月に植える野菜」として紹介しています。